2015 (平成27) 年度春季大会(第51回通常総会・第50回講演会)プログラム

大会案内
第1日 3月19日(木) 10:00 開会
A 会場: シーズホール
B 会場: 講義室(管理研究棟内)
受 付: 管理研究棟玄関
控 室: 会議室(管理研究棟内)
9:00~ 受 付 (管理研究棟玄関)
講演-1
10:00~11:30
A会場-1
座長:米川智司(東京大)
B会場-1
座長:深見公一郎(九沖農研)
10:00~10:15 A1
局所耕うん器具を用いた圃場通気性試験装置に関する研究-通気口開閉機構の検討-
〇砂川光・田島淳・加藤雅義・實野雅太・徳永誠人(東京農業大)
B1
環境保全型の農業体系が土壌の健全性に及ぼす影響
○伊藤崇浩(東京農工大)・荒城雅昭(農環研)・小松﨑将一(茨城大)
10:15~10:30 A2
局所耕うん器具を用いた耕うん同時評価法に関する研究-複数の細管による土壌のモデル化について-
〇實野雅太・田島淳・加藤雅義・砂川光(東京農業大)・樹野淳也(近畿大)
B2
Comparison of soil quality and yield response between No-tillage with weed mulch and conventional tillage system in organic egg plant production
○Rahmatullah Hashimi・Daisuke Muramatsu・Masakazu Komatsuzaki(Ibaraki Univ.)
10:30~10:45 A3
簡易型GPS記録装置を利用した農作業管理システムに関する研究(第4報)-画像処理を用いた圃場区画の自動生成方法-
○建石邦夫・加藤仁(中央農研)・大久保高典(長野農試)
B3
三浦半島春夏期休閑畑でのヘアリーベッチとライムギの混播栽培による雑草抑制効果
○石森裕康・宇佐見純平・佐藤忠恭(神奈川県農技セ)・藤井義晴(東京農工大)
10:45~11:00 A4
中山間地域におけるGNSSを用いた家畜による耕作放棄地の管理
○深澤光・田島淳・加藤雅義(東京農業大)・石井忠司((資)次世代技術)
B4
初冬播き春コムギにおけるヘアリーベッチ残渣内養分の吸収
○野口大輔・平田聡之・荒木肇(北海道大)
11:00~11:15 A5
UAV(無人航空機)の農業利用に関する研究
○長谷川克也(宇宙航空研)

B5
茨城県における芍薬の有機・草生栽培での薬用成分について
○関浩一・小松﨑将一・東達哉・長谷川守文(茨城大)
11:15~11:30 総合討論 総合討論

 

11:30~12:00 総 会 (A会場)

 

12:00~13:00 昼 食 (ららぽーと柏の葉内等)

 

13:00~15:00 テーマセッション (A会場)

中山間地域農業再生のための農作業の新展開
 -鳥獣害対策における農作業の現状と課題-

趣 旨: 中山間地域は,わが国の歴史・文化に大きな貢献をしてきた一方で,経済性を優先した結果農業や林業の海外依存度が高まることで産業としての地位が低下し,過疎化の進行に歯止めがかからず,耕作放棄地や空き家が増加することで集落機能低下が大きな社会問題となっています.機能低下にともなう大きな問題の一つとして,野生鳥獣による農作物被害があり,農家の営農継続にも大きな影響を及ぼしています.対策として防護柵や追い払い,さらには捕獲を組み合わせることで対応してきたところですが,それらを実施する担い手を今後いかにして確保するかという課題もあります.また,対策作業については対症療法的で作業体系として整理されていないため,改良や導入支援の面で甚だ非効率な状況にあります.
そこでテーマセッションにおいては,鳥獣害対策の現状と課題について,研究にとどまらず現場での活動に踏み込んで取り組んでいる方々の話題提供を受けて,農作業研究の観点から課題解決の糸口を探りたいと考えており,中山間地域の再生・復興につながる取組の可能性について活発な討論を期待しております.

  • 司 会: 田島 淳(東京農業大学)
  • パネリスト:
    1. 「電気柵の特徴」
           末松 謙一(株式会社末松電子製作所)
    2. 「電気柵の設置において多くみられる失敗と普及指導の効果」
           藤本 竜輔(東北農業研究センター)
    3. 「溶接金網(ワイヤーメッシュ)柵の特徴」
           三浦 静夫(佐藤製線販売株式会社)
    4. 「金網柵設置,管理の課題と解決事例」
           竹内 正彦(中央農業総合研究センター)
    5. 「地域農業試験研究推進における鳥獣害対策の重要性について」
           長崎 裕司(近畿中国四国農業研究センター)
    6. 「鳥獣害対策(防護、捕獲、最新のICT)の作業と効率」
           山端 直人(三重県農業研究所)
    7. 「動物位置制御デバイスの開発について」
           田島 淳(東京農業大学)
  • 総合討論 モデレーター: 長崎 裕司(近畿中国四国農業研究センター)

 

講演-2
15:00~16:15
A会場-2
座長:片平光彦(山形大)
B会場-2
座長:小松崎将一(茨城大)
15:00~15:15 A6
効率的な小麦播種に向けた播種前作業方法の検討
○川原田直也(三重農研)・渡邊和洋・中園江(中央農研)
B6
抑草と漏水防止効果を有する水稲乾田直播技術の開発
〇川村富輝(福岡県北筑前普及指導セ)・深見公一郎・土屋史紀・河原幸成・三池輝幸・伊藤博人(九沖農研)
15:15~15:30 A7
早生エダマメマルチ栽培における播種の作業性と機械播種の現地実証
〇齋藤雅憲・進藤勇人・本庄求(秋田農試)
B7
水稲の生育・収量に及ぼす畝立て直播の影響
〇深見公一郎(九沖農研)・川村富輝(福岡県北筑前普及指導セ)・土屋史紀・河原幸成・三池輝幸・伊藤博人(九沖農研)
15:30~15:45 A8
チゼルプラウシーダによる大豆狭畝密植播種技術の開発
○齋藤秀文・片山勝之・大谷隆二・関矢博幸・松波寿典・中山壮一・冠秀昭・篠遠善哉(東北農研)
B8
水稲の全量基肥体系による不耕起乾田直播-横芝光町での実証-
○小島誠・牧夏海・木村秀也・宮武恭一・大下泰生(中央農研)
15:45~16:00 A9
目皿式超密条播機による大豆の省力・安定多収技術の確立
○土屋史紀・松尾直樹・深見公一郎・佐々木豊(九沖農研)
B9
西南暖地の乾田直播水稲の全量基肥に適した被覆尿素の探索(苗箱まかせN400-120を施用した中生水稲「つやおとめ」の生育と収量)
○増田欣也(九沖農研)・大野礼成・井上拓治・岩渕哲也(福岡県農林試)
16:00~16:15 総合討論 総合討論

 

講演-3
16:15~17:45
A会場-3
座長:山岸主門(島根大)
B会場-3
座長:大谷隆二(東北農研)
16:15~16:30 A10
アスパラガス伏せ込み促成栽培における新たに開発したホーラーを用いた作業性改善効果
○清水佑(明治大)・松永邦則(パイオニアエコサイエンス(株))・元木悟(明治大)
B10
北海道登別市における冬季ハウス生産での温泉排水熱活用の試み
○荒木肇(北海道大)・地子立(道総研上川農試)・横田富男(ヨコタ設備)
16:30~16:45 A11
半地下栽培装置を利用した春夏期のホワイトアスパラガス長期どりの検討-根株の保存方法について-
○松尾健太郎・山本岳彦・山崎篤(東北農研)
B11
中山間地域における運搬システムにおいて電気軽トラックが果たす役割
○田島淳・加藤雅義・砂川光(東京農業大)・樹野淳也(近畿大)
16:45~17:00 A12
施肥同時溝切り機を用いた栽培が長ネギ根の伸長に与える影響
○大竹智美(山形大)・進藤勇人・齋藤雅憲・本庄求(秋田農試)・片平光彦・夏賀元康(山形大)
B12
畑作物を対象とした収量モニタリングシステムの評価
○澁谷幸憲・西脇健太郎・若林勝史(北農研)
17:00~17:15 A13
かんしょ小苗の育苗方法の違いと収量の関係について
○杉本光穗・石井孝典(九沖農研)・溜池雄志・馬門克明・大村幸次(鹿児島農総セ)
B13
房どりトマトにおける非破壊式糖酸度計および小型卓上試験機を利用した品質評価法の確立
○樋口洋子(明治大)・藤尾拓也(岩手農研セ)・元木悟(明治大)
17:15~17:30 A14
こんにゃく新品種「みやままさり」に対応した球状生子植付機の開発
○田村晃一・原昌生(群馬県農技セ)・須田功一(群馬県下水道総合事)・木暮朋晃・高橋心悟((株)マツモト)
B14
加工実習における衛生管理の向上 --千葉大学での取組み
○村田義宏・櫻井直人・本間雄二・小原均・高垣美智子(千葉大)
17:30~17:45 総合討論 総合討論

 

18:00~20:00 研究交流会 (八菜(ららぽーと柏の葉 3F))
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